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GoToがきっかけ・・・

長い文章ですが、真面目な事を書かせていただきます。

本日は東京都で新規感染(陽性)者数が、300人を越えました。
だいたい、月曜日の人数の3倍が木曜日の人数ですから、ひょっとするとかつて無い、これまでは外国の話と思っていた、一日1000人という可能性が出てきました。
東京都で1000人なら、国内で5000人とかなるかもしれません。
多くが軽症だったり無症状なので、医療崩壊にすぐになるとは思いたくないですが、絶対数が増加すれば重篤者も増加しているでしょう。

GoToトラベルがきっかけで感染拡大がおきているというのは、宿泊業界の人間としては認めたくないですが、個人的にはやはりその通りだと思います。
ただ、「旅行」や「宿泊」や「観光」がいけないかというと、そんなことはないと思っています。
事実、GoToトラベル利用者の感染者は、驚く程少なく、当初は皆さん気をつけられていたし、都会の人混みで生活するより、寧ろ地方都市で過ごすほうが、感染リスクは少ないという見方もあると思います。

しかし、「きっかけ」になったという部分では、さぁ、経済を動かしましょうと、遊びましょうという「きっかけ」であったのは事実。
誰も悪くはありません、あの時期に取組まなければ、多くの事業所は廃業し、従業員さんも路頭に迷うことになり、酒屋さんや、お肉屋さん、リネン屋さん、などなど多くの関連業種も倒産していたでしょう。

効果は絶大で、特に10月からの東京除外後は、まさに狂想曲状態となり、11月の行楽シーズンになると、前年よりも売上が増えたという宿泊施設もちらほらある程です。
続いてGoToイート、GoToイベント、GoTo商店街など、2の矢、3の矢が次々に放たれました。
感染者が徐々に徐々に増加しても、まだまだ、まだまだとブレーキを踏む様子はありませんでした。

これまでの鬱憤を晴らすかのように、消費者も事業者もどんどん、経済再生を優先し続けます。
第一波は武漢海鮮市場の映像、屋形船でのクラスター、クルーズ船、大物お笑いタレントの感染による死去などがあり、緊急事態宣言に突入。
マスクもアルコール消毒液もなく、ウイルスの実態も未知のまま、もの凄い緊張のなかで、訳の判らないガイドラインも連発され、未だに苦しめられています。
もう、この世の終わりという感じでした。

しかし、個人的に予想していたよりも、半月以上は早く感染拡大は収まってきて、緊急事態宣言は解除され、6月下旬には東京都も商用・医療に限って、県境を跨いでの移動自粛を解除し、7月10日には普通の旅行も解禁します。
同月の22日には、東京都は除いた全国でGoToトラベルが見切り発車して、大混乱となりますが、夏休み中のお盆や、9月のシルバーウィークと各地で人が増え始めます。
この間に第二波がやってきますが、特に目立った対策はせずに、ホストクラブやキャバクラなどの限定した業種の営業に制限をかけているうちに、なんとなく収まってしまい、どこからどこまでが第二波だったのかも、明確ではないまま過ぎたような感じでした。

ここで、すっかり日本国民は油断しました。
10月1日には東京もGoToトラベルに参加となります。
しかし、待ってましたといわんばかりに、第三波がやってきます。
まるで、コロナウイルスには知能があるかのようです。
虎視眈々とカウンターパンチを狙っているように感じてしまいます。
第三波なんて言っても、大したことはない、そうこうしているうちに前も収まったじゃないか。
三連休前には、そう思っていた方も多いでしょう。

マスク不要論やら、既に昨年の11~12月に日本では、知らぬ間に感染が拡大していて、殆どの人が抗体をもっているんではないか?などなど、色々な説が流布されました。
今、こんな状況になると、そんな説はSNSでも全く見かけなくなりました。
きっと、第三波が収まってくると、似たような説が再び流れ始めるでしょう。

宿泊業界にいる人間としては、GoToトラベルをしたから、旅行を解禁したから、コロナウイルスが感染拡大したとは、信じたくないし、直接原因ではないと思っています。
しかし、油断をさせる大きな要因ではあったのは事実と思います。

また、旅行という人の移動というより、旅行目的により感染リスクは、当然大きな差があると思います。
例えば、ご夫婦や一人旅、普段も一緒に生活する家族やカップルや友達同士で、マイカーや混雑しないし、窓も開く各駅停車の列車で移動して、旅行先でも屋外の自然豊かな景勝地で楽しまれるのであれば、普段の密集した都会にいるよりも、感染はし難いのは当たり前です。
逆に地方から東京へ行って歌舞伎町で遊ぶ、都会からすすき野に行って飲んで歌って騒ぐ、これは同じ旅行でも、感染予防の立ち位置からしたら、まったく違う行動と言っても良いと思います。

山梨は人口80万人、東京都は1400万人。
同じ面積であったとすれば、17倍以上も人が多いわけですから、「密」という事に関して言えば圧倒的な差が有ります。

今回のGoToトラベルにより、前年ほどではないにしろ、ようやく宿泊客が増加して、なんとか継続できている間には、儲けるのではなく、withコロナに対応する体制を整えるための時間と捉えています。
何をすれば感染リスクが減らせるか、お客様に「安心」と感じていただけるか、日々ぞればかり考える毎日です。

一番は館内でマスクを外してしまう、お客様がいらっしゃること。
入館時にはマスクの着用をお願いしておりますので、確かに皆様入館時にはマスクをされています。
ところが、浴衣で館内を歩くときには、マスクをしていないお客様がいらっしゃいます。
都会に比べれば、密でないのは事実なのですが、時としてエレベータで密室になったり、お土産を見ていたら隣りのお客さんがくしゃみをしたりと、いつどこで感染するかは予想出来ません。
お部屋ではもちろんマスクをしないでも構わないと思うのですが、例えあまり混雑していなくても、人がいるところではマスクをお互いに着用するのが、唯一の感染防止対策だと思いますので、どうかご協力をお願い致します。

今回の第三波は本当にこれまでとは違う大きな波の感じがしますから、逃げずに受け止め乗り越えなければならないと感じています。
GoToトラベルキャンペーン自体は、終わるような気がしていますが、お客様もどうか、気をつけながら健全で健康的な旅行を楽しまれて下さい。

プロフィール

湯村一筆

Author:湯村一筆
山梨県甲府市の湯村温泉にある湯村ホテルB&Bは、24時間湧き続ける自家源泉かけ流しの天然温泉と、地元食材たっぷりのお料理が満喫出来る温泉宿。
おひとり様で利用出来るシングルルーム、ご夫婦やカップルに人気の洋風ツインルーム、和風ついんるーむ、ご家族やお友達と楽しめるファミリールームの4タイプのお部屋がご用意されています。
現在、夕食はお部屋で食べることが出来る、安心のテイクアウトメニュー。朝食は感染防止対策を施した、バイキングスタイルでご提供中です。