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今、私達に出来ること

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お正月明けの三連休。
今日は半分、明日は3割、以降はようやく1割程度のお部屋が埋まっている状況です。
金融機関への借入金返済条件の申請書を作りながら、この記事を書いております。

元々正月明けは暇になるのが当たり前ですし、この寒波もあり、観光施設も殆ど開いていないのですから、お客様が少ないのは仕方がないと思いますが、それにしてもコロナウイルスの影響、大都市で発令される緊急事態宣言の影響は凄まじいです。

GoToトラベル、GoToイートが経済復興のきっかけと同時に、気の緩みのきっかけになってしまったのは、いずれも間違いないと思いますが、飲食業や宿泊業、旅行・観光に携わる業種の存在自体を否定されたといいますか、危険な行動という位置づけになってしまったようで、とても悲しい気持ちです。

祖父の代から旅人に寝所と食事を提供し、人をもてなす事を生業としてきましたが、自分の代でそれも終わるのかもと思いますと、なかなか厳しいものがあります。

数年前肺がんから復帰した高齢のスタッフは、裏方ではありますが、今でもホテルを支えてくれていますし、我が家も含めスタッフのお身内やご本人も、医療の世話にならない方はいないでしょう。
何年もご主人を医療機関で診て頂き、数ヶ月前に見送ったスタッフや、ご主人様の付き添いのために職場を離れなければならなかったスタッフ。
もちろん、お子さんが生れた時や、お孫さんが生れるときも、医療機関のお世話になりますので、ほとんどの方は、医療に従事される皆さんに感謝しかないと思います。
実は現在もリアルタイムで私自身の身内が、24時間体制で医療に助けられています。
一時は生死を彷徨う程でしたが、今は現場に復帰する事を、生きる活力にしてリハビリをしている姿には、心配よりも感動すら覚えます。
とても、今廃業するとは言えません。
微力であるのは承知の上で、赤字でも営業を続け、この感染症が収束するのを待とうと思います。

しかし、自分達が宿泊や飲食を提供することが、医療従事者の皆さんを苦しめている原因を作っているとのかもしれないと考えると、あまりにも辛く悲しい思いが致します。

一度目の緊急事態宣言の時には、マスクや消毒液などの物資も足りず、ウイルスの情報もあまりに少なかったため、三ヶ月間休業しましたが、取引業者の温情と協力、国からの給与の助成や、様々な給付金、通常なら借入不能な運転資金の融資を公的金融機関からして頂きながら、地方自治体から出る感染予防対策の補助金をフル活用して、感染予防対策をしてきました。

スタッフも膨大に増加する業務を必死でこなし、お客様に安心と安全を提供することに邁進しました。
恐らく国内の殆どの飲食業や宿泊業が同じだと思います。

にも拘らずコロナウイルスは感染拡大し続け、今、二度目の緊急事態宣言が発令されました。
物資の充実や、医療の経験値は以前より充実していると思いますが、連日確認される新規陽性者数は、それの更に上回るレベルで増加を続けています。

個々の飲食店やホテル・旅館が、挑むにはあまりにも大きく、とても太刀打ち出来るものではありません。
医療を助ける等と大それた事は言えませんが、せめて医療現場をこれ以上切迫させず、時が来るまで我々がなんとか生き延びる方法がないものか日々考える毎日です。

プロフィール

湯村一筆

Author:湯村一筆
山梨県甲府市の湯村温泉にある湯村ホテルB&Bは、24時間湧き続ける自家源泉かけ流しの天然温泉と、地元食材たっぷりのお料理が満喫出来る温泉宿。
おひとり様で利用出来るシングルルーム、ご夫婦やカップルに人気の洋風ツインルーム、和風ついんるーむ、ご家族やお友達と楽しめるファミリールームの4タイプのお部屋がご用意されています。
現在、夕食はお部屋で食べることが出来る、安心のテイクアウトメニュー。朝食は感染防止対策を施した、バイキングスタイルでご提供中です。